IT系の仕事と聞くと、通信会社、コンピューター会社、プログラマーなどを思い浮かべるでしょう。そもそもITとは「情報技術」のことを意味します。コンピューターやデータ通信に関する技術を総称してそう呼び、その意味はとても広範です。基礎的な技術から思いもよらない応用技術までも含みます。今や私たちの生活には欠かせないもののひとつと言えますね。具体的には、コンピューターやインターネットを中心とするネットワークの活用により、社会の業務や生活に役立てるための技術ということです。
そんな仕事、職種に向いている人、その仕事について評価が得られるような人とはどんな人でしょうか。もちろん、コンピューター関係に強い、ということはもちろんのこと、生活に密着する問題解決をコンピューター計算によって解決する力がある人、ということではないでしょうか。物事を的確に理論的に捉えることのできる人、それによってさまざまな現象を計算し、情報処理できる人、そんなものの考え方ができる人がIT系の仕事にはもっとも向いている、適しているといえるでしょう。
ただし、単純に情報処理を計算方式でできればそれでいいのかというと、かならずしもそうとは限りません。情報処理以上に必要なのは、情報を統合してそれ以上の何かを思いつける、膨らませることができる発想力なのです。これが備わっていなければ、IT業界で活躍することは難しいとも言えるでしょう。今ある問題を今ある技術だけではなく、それ以上の技術で問題解決ができること、これが常に求められています。